偶然を味方につける脳の使い方

朝のストレッチ中、ふと窓の外を見ると美しいひこうき雲が。
真っ青な空にスッと一本、朝日に向かって一直線。まるで映画のワンシーン!
脳内で勝手にBGMが流れて「今日はいい日になりそー♪」って、気分が上がっちゃいました。
でもちょっと待って。
この「いい日になりそう」って、よく考えたら根拠ゼロなんですよね。ひこうき雲は、ただ水蒸気が冷えてできた気象現象。私の一日とは全く関係ないはず。
なのに、なんで勝手に意味を見つけちゃうんでしょう?
人間は、物語を作りたがる生き物
これ、心理学では「パターン認知」って言うんですが、要するに人間の脳は関係ない出来事をつなげて意味のある話にするのが得意なんです。
偶然をそのままにしておけないタイプ。感情が動くと、さらに意味を見つけたくなっちゃう。
じつはこれ、生存本能と深くつながってるんです。
原始時代、「茂みが揺れた→きっと敵がいる!」って瞬時に判断できる人の方が生き残れたから。本当はただの風だったとしても、とりあえず警戒しとけば安全ですもんね。
その名残で、現代の私たちも「ひこうき雲=いいことの前触れ」みたいに、勝手に意味づけしちゃうんですね

意味づけは武器にもなる
面白いのは、この意味付けが科学的に正しくなくても、気分が良くなるなら全然アリってこと。
「今日はいい日になりそう」と思った瞬間、なんとなく姿勢が良くなって足取りも軽くなりませんか?笑顔も増えて、人にも優しくできちゃう。これってもう、心の中の天然ポジティブシステムですよね。
ただ、注意したいのは逆パターン。
たまたまの失敗を「私って運が悪い」って思い込んじゃうと、せっかくの可能性を自分で狭めちゃうことも。
同じ仕組みだからこそ、使い方次第なんです。
せっかくなら、気分のいい物語を
どうせ脳が勝手に物語を作ってくれるなら、楽しい方がお得ですよね。
ひこうき雲を「ただの水蒸気ね」って冷静に見るか、「何かいいことありそう♪」って受け取るか。
私は断然後者派。その方が楽しいし、自分で今日に追い風を作れるから。
同じ空を見上げても、人それぞれ違う物語が生まれる。その違いを想像するだけでも、なんだかワクワクして心が軽くなってきます。
あなたが今日見た景色は、どんな物語に映りましたか?
そして、
明日はどんな小さな発見で気分を上げますか?
偶然をどう受け取るかは、心のクセにも関係があります。
ひこうき雲のような小さなきっかけを、味方にできるかどうかは感情の扱い方次第!
その感情の使い方を知ることが、明日からの景色の見え方を変える近道です💡
今のあなたの心のクセ、EQ(感情知性)検査でのぞいてみませんか?
あなたの感情の特徴や強みがわかれば、日常の小さな出来事をもっと自分らしく楽しめるようになるかもしれません。
自分の感情との付き合い方が分かると、毎日がもっと軽やかになりますよ♪
